【VBA】 よく使う処理のメモ
VBAを使用するときによく使う処理のメモ。
- Excel 2019
処理一覧
最終行取得
Function get_last_row(sheet As Worksheet, column As Long) As Long get_last_row = sheet.Cells(Rows.Count, column).End(xlUp).Row End Function
引数に最終行を取得したいシートと列を指定すれば、その最終行を取得できる。
フォルダ作成
Sub make_directory(ByVal path As String) If Dir(path, vbDirectory) = "" Then MkDir path End If End Sub
引数にフォルダパスを指定すれば、フォルダを作成できる。
フォルダが存在すれば、処理は行なわれない。
ファイルコピー
Sub file_copy(ByVal base_file As String, ByVal copy_to As String) If Dir(copy_to) = "" Then FileCopy base_file, copy_to End If End Sub
引数に元となるファイル名とコピー先のファイル名を指定するとファイルのコピーができる。
コピー先が存在する場合は処理されない。
【参考サイト】
【Python】openpyxl を使ってエクセルのセルに罫線を引く
この記事では、ライブラリの「openpyxl」を使って、エクセルのセルに罫線を引く方法を記載します。
- Python 3.7.4
- PyCharm 2019.2
- openpyxl 2.6.2
【基本構成】
今回使用する「pyautogui」は標準ライブラリではないため、インストールが必要です。
サンプルコード
罫線を引く基本構成は下記となります。
import openpyxl as xl from openpyxl.styles.borders import Border, Side wb = xl.Workbook() ws = wb.active side = Side(style='thin', color='000000') border = Border(left=side, right=side, top=side, bottom=side) ws.cell(2, 2).border = border wb.save('./test.xlsx')
説明
<必要ライブラリのインポート>
from openpyxl.styles.borders import Border, Side
罫線を引く際には「openpyxl」の「styles.borders」にある「Border」と「 Side」を使用するためインポートしています。
「Border」は罫線を引く箇所を指定する際に、「Side」は罫線の種類を指定するために使用します。
<罫線の指定>
side = Side(style='thin', color='000000')
「Side」を使用して罫線の種類を指定しています。
また、引数「color」で罫線の色の指定もできます。
「Side」の詳細はこちらに記載します。
<罫線を引く箇所の指定>
border = Border(left=side, right=side, top=side, bottom=side)
「Border」でセルに対して罫線の引く位置と種類を指定したオブジェクトを作成しています。
下記の引数に「Side」オブジェクトを指定します。
コード | 説明 |
---|---|
top | 上罫線 |
bottom | 下罫線 |
left | 左罫線 |
right | 右罫線 |
<罫線を引く>
ws.cell(2, 2).border = border
セルに罫線を引いています。
セルの「.border」に対して、「Border」オブジェクトを代入することで罫線を引きます。
Side について
罫線の種類について
「Side」の「style」の引数に指定する値とその線の種類をまとめておきます。
引数 | 線のサンプル |
---|---|
mediumDashDotDot | |
medium | |
mediumDashed | |
dotted | |
thick | |
dashDotDot | |
mediumDashDot | |
hair | |
dashDot | |
slantDashDot | |
double | |
dashed | |
thin |
線の色について
「Side」の引数「color」についてですが、RGBの組み合わせで色を指定します。
R | G | B |
xx | yy | zz |
【参考サイト】
今回の作業にあたり、下記サイトを参考にさせて頂きました。
openpyxl.styles.borders module — openpyxl 3.0.5 documentation
【Python】pyautoguiを使ったキーボード操作、マウス操作
この記事では、ライブラリの「pyautogui」を使って、キーボード操作、マウス操作する方法について記載します。
- Python 3.7.4
- PyCharm 2019.2
- PyAutoGUI 0.9.47
【一覧】
この記事に記載する処理について、一覧にまとめておきます。
今回使用する「pyautogui」は標準ライブラリではないため、インストールが必要です。
キーボード操作
コード | 説明 |
---|---|
press() | キーを押す |
keyDown() | キーを押したままにする |
keyUp() | キーを離す |
hotkey() | 同時押し |
typewrite() | キーをタイプしていく |
マウス操作
コード | 説明 |
---|---|
position() | マウスの現在位置を取得 |
moveTo() | マウスを指定の座標に向けて移動 |
moveRel() | マウスを現在位置から指定の距離移動 |
click() | 座標指定の位置をクリック |
doubleClick() | 座標指定の位置ををダブルクリック |
dragTo() | ドラックして指定の座標に向けて移動 |
dragRel() | ドラックして指定の距離移動 |
【使い方】
キーボード操作
キーボード操作では、プログラムを実行することで、キーが押される(離す)操作が
行なわれます。
指定可能なキー一覧は下部に記載しておきます。
press()
「press」はキーを押す操作がされます。
使い方は下記の様に、引数に指定可能なキーを1つ渡します。
import pyautogui pyautogui.press('a')
keyDown()
keyUp()
「keyDown」はキーを押したままにする操作、「keyUp」はキーを離す操作がされます。
使い方は下記の様に、引数に指定可能なキーを1つ渡します。
下記の例では、「Ctrl」を押したまま「C」のキーを押すことで、コピーのショットカット操作を行ない、その後で「Ctrl」を離しています。
import pyautogui pyautogui.keyDown('ctrl') pyautogui.press('c') pyautogui.keyUp('ctrl')
hotkey()
「hotkey」はキーの同時押し操作です。
使い方は下記の様に、引数に複数の指定可能なキーを渡します。
下記の例では、「Ctrl」+「C」のコピーのショートカット操作を行なっています。
import pyautogui pyautogui.hotkey('ctrl', 'c')
typewrite()
「typewrite」は連続してキーを押す操作です。
使い方は下記の様に、引数に文字列もしくは文字のリストを渡すとその順番に
キーを押す操作がされます。
引数は他にも「interval」、「logScreenshot」があります。(省略可能)
「interval」はキーを押す間の時間を設定できます。
「logScreenshot」はTrueにすることで、操作完了後のスクリーンショットが保存されます。
import pyautogui pyautogui.typewrite('abcdefg', interval=1.0, logScreenshot=True)
指定可能なキー一覧
下記操作でも確認可能です。
import pyautogui print(pyautogui.KEYBOARD_KEYS)
['\t', '\n', '\r', ' ', '!', '"', '#', '$', '%', '&', "'", '(', ')', '*', '+', ',', '-', '.', '/', '0', '1', '2', '3', '4', '5', '6', '7', '8', '9', ':', ';', '<', '=', '>', '?', '@', '[', '\\', ']', '^', '_', '`', 'a', 'b', 'c', 'd', 'e','f', 'g', 'h', 'i', 'j', 'k', 'l', 'm', 'n', 'o', 'p', 'q', 'r', 's', 't', 'u', 'v', 'w', 'x', 'y', 'z', '{', '|', '}', '~', 'accept', 'add', 'alt', 'altleft', 'altright', 'apps', 'backspace', 'browserback', 'browserfavorites', 'browserforward', 'browserhome', 'browserrefresh', 'browsersearch', 'browserstop', 'capslock', 'clear', 'convert', 'ctrl', 'ctrlleft', 'ctrlright', 'decimal', 'del', 'delete', 'divide', 'down', 'end', 'enter', 'esc', 'escape', 'execute', 'f1', 'f10', 'f11', 'f12', 'f13', 'f14', 'f15', 'f16', 'f17', 'f18', 'f19', 'f2', 'f20', 'f21', 'f22', 'f23', 'f24', 'f3', 'f4', 'f5', 'f6', 'f7', 'f8', 'f9', 'final', 'fn', 'hanguel', 'hangul', 'hanja', 'help', 'home', 'insert', 'junja', 'kana', 'kanji', 'launchapp1', 'launchapp2', 'launchmail', 'launchmediaselect', 'left', 'modechange', 'multiply', 'nexttrack', 'nonconvert', 'num0', 'num1', 'num2', 'num3', 'num4', 'num5', 'num6', 'num7', 'num8', 'num9', 'numlock', 'pagedown', 'pageup', 'pause', 'pgdn', 'pgup', 'playpause', 'prevtrack', 'print', 'printscreen', 'prntscrn', 'prtsc', 'prtscr', 'return', 'right', 'scrolllock', 'select', 'separator', 'shift', 'shiftleft', 'shiftright', 'sleep', 'space', 'stop', 'subtract', 'tab', 'up', 'volumedown', 'volumemute', 'volumeup', 'win', 'winleft', 'winright', 'yen', 'command', 'option', 'optionleft', 'optionright']
マウス操作
position()
「position」はマウスの現在位置を取得します。
使用方法は下記の様に、引数なしでコールすると、現在のマウス位置の座標を取得できます。
import pyautogui mousePoint = pyautogui.position() print(mousePoint) # mousePoint >> Point(x=642, y=458)
moveTo()
「moveTo」は指定の座標に向けてマウスを移動させます。
使用方法は下記の様に、移動先の座標を指定すると、その座標に移動します。
省略可能ですが「duration」を指定すると、その時間をかけて対象の座標に移動します。
import pyautogui pyautogui.moveTo(x=100, y=200, duration=10)
moveRel()
「moveRel」はマウスを現在位置から指定の距離移動させます。
使用方法は、「moveTo」とほぼ同じですが、マウスの移動は今いる位置から指定した距離の移動になります。
import pyautogui pyautogui.moveRel(100, 200, duration=10)
click()
「click」は指定の座標位置をクリックする操作です。
使用方法は下記の様に、クリックしたい座標を引数にすると、その座標をクリックします。
また、省略可能ですが、「clicks」、「interval」、「button」も引数にあります。
「clicks」はクリック回数を指定できます。(省略時は1回)
「interval」はクリックとクリックの間の時間を指定できます。
「botton」は左クリック(left)、右クリック(right)、中央ボタン(middle)を指定できます。
import pyautogui pyautogui.click(x=100, y=200, clicks=2, interval=1.0, button='right')
doubleClick()
「doubleClick」は指定の座標位置をダブルクリックする操作です。
使用方法は、座標を指定すると、その位置をダブルクリックします。
また、省略可能ですが、「duration」、「button」も引数にあります。
「duration」はその時間をかけて指定の座標に移動します。。
「botton」は左クリック(left)、右クリック(right)、中央ボタン(middle)を指定できます。
import pyautogui pyautogui.doubleClick(x=100, y=200, duration=0.5, button='right')
dragTo()
「dragTo」はドラックしたまま指定の座標に移動します。
使用方法は下記の様に、移動先の座標を指定すると、その座標にドラッグしたまま移動します。
省略可能ですが「duration」を指定すると、その時間をかけて対象の座標に移動します。
また、こちらも省略可能ですが、「botton」で左クリック(left)、右クリック(right)、中央ボタン(middle)を指定できます。
import pyautogui pyautogui.dragTo(100, 200, duration=3, button='left')
dragRel()
「dragRel」はドラックしたまま指定の距離を移動させます。
使用方法は、「dragTo」とほぼ同じですが、マウスの移動は今いる位置から指定した距離の移動になります。
import pyautogui pyautogui.dragTo(100, 200, duration=3, button='left')
【参考サイト】
今回の作業にあたり、下記サイトを参考にさせて頂きました。
pyautogui.readthedocs.io
bttb.s1.valueserver.jp
bttb.s1.valueserver.jp
【Python】ファイルやフォルダ名の操作や検索
この記事では、ディレクトリやファイルに関連した内容について記載していきます。
実施時の環境は以下です。
- Python 3.7.4
- PyCharm 2019.2
【一覧】
この記事に記載する処理について、使用するライブラリ毎に、一覧にまとめておきます。
今回使用するライブラリはPythonに標準的にあるライブラリのため、インストールは不要です。
ライブラリ:os.path
コード | 説明 |
---|---|
basename() | ファイル名の取得 |
dirname() | ディレクトリを取得 |
split() | ディレクトリとファイル名に分割 |
splitext() | ファイル名と拡張子に分割 |
join() | 文字列をパス形式で結合 |
exists() | パスが存在するか確認 |
isfile() | ファイルが存在するか確認 |
isdir() | ディレクトリが存在するか確認 |
ライブラリ:glob
コード | 説明 |
---|---|
glob() | フォルダ内のファイルをリストで取得 |
【コードの説明】
ライブラリ:os.path
以下のコードはライブラリ「os.path」にある処理なので、使用する際は「os.path」をインポートしてください。
basename()
「basename」ファイルパスからファイル名を取得します。
使い方は下記の様に、引数にパスを渡すと、ファイル名が返されます。
import os.path path = 'D:\\python\\testdir\\test.txt' file_name = os.path.basename(path) # file_name >> test.txt
dirname()
「dirname」はファイルパスからディレクトリ部分のパスを取得します。
使い方は下記の様に、引数にパスを渡すと、ディレクトリ部分が返されます。
import os.path path = 'D:\\python\\testdir\\test.txt' dir_name = os.path.dirname(path) # dir_name >> D:\python\testdir
split()
「split」はファイルパスをディレクトリとファイル名に分割したものを取得します。
使い方は下記の様に、引数にパスを渡すと、ディレクトリとファイル名が返されます。
import os.path path = 'D:\\python\\testdir\\test.txt' dir_file = os.path.split(path) # dir_file >> ('D:\\python\\testdir', 'test.txt')
splitext()
「splitext」はファイルパスをファイル名(ディレクトリを含む)と拡張子に分割したものを取得します。
使い方は下記の様に、引数にパスを渡すと、ファイル名と拡張子が返されます。
import os.path path = 'D:\\python\\testdir\\test.txt' file_ext = os.path.splitext(path) # file_ext >> ('D:\\python\\testdir\\test', '.txt')
join()
「join」は引数をパス形式で結合したものを取得します。
使い方は下記の様に、引数に文字列を渡すと、1つのパス形式が返されます。
import os.path dir_name = 'D:\\python\\testdir' file_name = 'test.txt' path = os.path.join(dir_name, file_name) # path >> D:\python\testdir\test.txt
渡す引数は、2つ以上であればいくつでも大丈夫です。
import os.path dir_name_1 = 'D:\\python' dir_name_2 = 'testdir' file_name = 'test.txt' path = os.path.join(dir_name_1, dir_name_2, file_name) # path >> D:\python\testdir\test.txt
exists()
「exists」は引数のパス先が存在する場合「True」しないときは「False」を取得します。
使い方は下記の様に、引数にパスを渡すと、「True」or「False」が返されます。
import os.path path = 'D:\\python\\testdir\\test.txt' exist = os.path.exists(path) # exist >> False
上記の例は存在しない場合です。
isfile()
「isfile」は引数のパス先のファイルが存在する場合「True」しないときは「False」を取得します。
使い方は下記の様に、引数にパスを渡すと、「True」or「False」が返されます。
import os.path path = 'D:\\python\\testdir\\test.txt' exist = os.path.isfile(path) # exist >> True
上記の例は存在する場合です。
また、ファイルの存在を確認するため、ディレクトリを渡すと「False」になります。
下記の例では、フォルダは存在しますが、「False」が返されています。
path = 'D:\\python\\testdir' exist = os.path.isfile(path) # exist >> False print(f'exist >> {exist}')
isdir()
「isdir」は引数のパス先のディレクトリが存在する場合「True」しないときは「False」を取得します。
使い方は下記の様に、引数にパスを渡すと、「True」or「False」が返されます。
import os.path path = 'D:\\python\\testdir' exist = os.path.isdir(path) # exist >> True
上記の例は存在する場合です。
「isfile」とは逆で、ファイルパスを引数にするとFalse」になります。
下記の例では、フォルダは存在しますが、「False」が返されています。
import os.path path = 'D:\\python\\testdir\\test.txt' exist = os.path.isdir(path) # exist >> False
ライブラリ:glob
以下のコードはライブラリ「glob」にある処理なので、使用する際は「glob」をインポートしてください。
glob()
「glob」はフォルダ内のファイルやフォルダ名をリストで取得します。
フォルダ内のみを取得する方法と、再帰的にサブフォルダを含めて検索する方法があります。
フォルダ内のみの取得方法が下記です。
検索したいフォルダに「\\*」をつけて引数にすると、フォルダ内のフォルダとファイルを全て取得して、リストを返します。
import glob path = 'D:\\Python\\testdir' file_list = glob.glob(path + '\\*') # file_list >> ['D:\\Python\\testdir\\aaa', 'D:\\Python\\testdir\\test.txt']
フォルダ内のサブフォルダを含めた取得方法が下記です。
検索したいフォルダに「\\**」をつけて引数にし、「recursive=True」にするとサブフォルダを含めたフォルダ内内のフォルダとファイルを全て取得して、リストを返します。
import glob path = 'D:\\Python\\testdir' file_list = glob.glob(path + '\\**', recursive=True) # file_list >> ['D:\\Python\\testdir\\', 'D:\\Python\\testdir\\aaa', 'D:\\Python\\testdir\\aaa\\bbb.txt', 'D:\\Python\\testdir\\test.txt']
【参考サイト】
今回の記事の作成にあたり、下記サイトを参考にさせて頂きました。
note.nkmk.me
www.gesource.jp
note.nkmk.me
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運営者:chappy88
初出掲載:2019年08月06日
【Python】CSVファイルの読み込み
【コードと説明】
今回はライブラリの「csv」を使用しますので、インポートします。
import csv
ライブラリの「csv」はPythonに標準で入っているため、インストールの必要はありません。
<コード一覧>
コード | 説明 |
---|---|
ファイル.read() | 全文を取得 |
csv.reader(ファイル) | forと組み合わせで行毎にリストで取得 |
quoting=csv.QUOTE_NONNUMERIC | readerの引数、データをfloatで取得 |
<全文を取得>
# ファイル.read() file_path = './test.csv' with open(file_path, mode='r') as f: print(f.read()) # => a,b,c,13,14 # d,e,f,23,24
CSVファイルもテキストファイルと同様に「read()」で全文を読み込みできます。ただ、この方法だとこの後に文章を何らかの方法で加工していく必要があります。
<forと組み合わせで行毎にリストで取得>
# csv.reader(ファイル) import csv file_path = './test.csv' with open(file_path, mode='r') as f: reader = csv.reader(f) text = [row for row in reader] print(text) # => [['a', 'b', 'c', '13', '14'], ['d', 'e', 'f', '23', '24']]
最初にライブラリの「csv」をインポートしています。
「open」を使ってファイルを読み込みモードで開きます。
「reader」に「csv.reader」クラスを入れています。
引数にはファイルオブジェクト(今回だとファイルを「f」として開いているので「f」)を指定しています。
取得値は行毎にリストとなった2次元配列になります。
上記のサンプルを見ると、各値が「''」囲まれていることがわかります。これは文字列として取得しているということです。
CSVファイルでは数値データを取得することもあるため、これでは使い勝手が悪いです。解決方法としては下記になります。
import csv file_path = './test.csv' with open(file_path, mode='r') as f: reader = csv.reader(f, quoting=csv.QUOTE_NONNUMERIC) text = [row for row in reader] print(text) # => [[11.0, 11.5, 1.05, 13.0, 14.0], [0.1, 0.2, 0.3, 23.0, 24.0]]
「reader」の引数に「# quoting=csv.QUOTE_NONNUMERIC」を入れることで取得値を全てfloat型で取得することができます。
上記例では「''」がついていないことがわかります。
ただし、データに数値以外が混ざっていると下記の様にエラーとなるため注意が必要です。
import csv file_path = './test.csv' with open(file_path, mode='r') as f: reader = csv.reader(f, quoting=csv.QUOTE_NONNUMERIC) text = [row for row in reader] print(text) # => Traceback (most recent call last): # File "D:/Python/EditDocumentProject/test.py", line 6, in <module> # text = [row for row in reader] # File "D:/Python/EditDocumentProject/test.py", line 6, in <listcomp> # text = [row for row in reader] # ValueError: could not convert string to float: 'a'
【後書き】
今回はCSVファイルの読み込み方法について記載しました。
引数などもまだある様ですが、今回は使用しなかったため、また機会があれば調べたいと思います。
【参考サイト】
今回の作業にあたり、下記サイトを参考にさせて頂きました。
note.nkmk.me